「アトピーは完治しません。
症状をコントロールしながら一生付き合っていくしかないのです」。
アトピーを発症している方ならば、一度は聞いた台詞かもしれませんね。
確かに、「アトピーが完全に治った」と言う方もいれば、
「アトピーはアレルゲンが存在している限り一生治らない」と言う方もいます。
そういった事から「アトピーは完治する」と断言はできませんが、
アトピーの症状を発生しにくくする事は可能です。
まず、アトピーの原因となるアレルゲンを見つける事が必要となってきます。
乳幼児型や小児型でしたら食品がほとんどだと思いますが、
そのアレルゲンを極力排除するよう努めます。
成人型では食品の他に、ダニやハウスダストのようなものも
アトピー発症の原因となります。
もちろん、その他に、学校や職場でのストレスなども加わってきますので、
成人型の場合、アレルゲンの特定はより複雑になっていくのです。
しかし、これらのアレルゲンを見つけ出し、排除する事により、
現在のアトピーの症状がこれ以上悪化するといった事は無くなるでしょう。
徐々に症状が軽くなっていき、自然と治まってくる場合もあります。
アトピーの治療で一番大切なのは、自分の気持ちです。
乳幼児の場合、本人はまだわかっていないかもしれませんが、
子供は親の気持ちに敏感です。
親がアトピーの事を気にしていると、
そのネガティブな気持ちは必ず子供にも伝わっています。
「アトピーを絶対に完治させてみせる」と言った強い意気込みで、
腰を据えてアトピーの原因と向き合ってみてください。